ジャズの名盤紹介Jazz名盤紹介&レビュー じゃずらい |
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#Disk11
ジョー・パス(g) 1973年の11月に録音された、超絶技巧で表現されたソロ作品である。その技巧はまさにヴァーチュオーゾ(巨匠)というべきもので、圧倒されるものである。渡辺香津美に「ソロアルバムは作らない。どうやったってジョーパスの真似になってしまうから」と言わしめるほど、この作品でソロギターのスタイルはほぼ確立されたといって過言ではない。 全曲スタンダード曲で聞き応えのあるものであるが、個人的にはE”cherokee”がとても好きです。 |
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#Disk9
ミシェル・ペトルチアーニ(p),ウェイン・ショーター(as),ジム・ホール(g) 1986年の11月に録音された、ウェイン・ショーターとジム・ホールとの競演ライブ作品である。ピアノ、ギターとサックスという変則的な組み合わせであり、またこの3人というのもなんとなく違和感がある。が、3人が非常に自由に往来している感じがして、それぞれの才能を堪能できる作品です。 @”LIMBO”ピアノとギターをバックにウェイン・ショーターのサックスが自由に行き来する感じがとても良い。D"Beautiful love"のジムホールのバッキングとソロがとても好きです。 |
#Disk10
ジョン・コルトレーン(ts),ポール・チェンバース(b),シダー・ウォルトン,ウィントン・ケリー,トミー・フラナガン(p),アート・テイラー,ジミー・コブ(ds) ジョンコルトレーンの代表作の一つである。マイルスデイビスの「カインドオブブルー」の参加と同時期に録音した作品で、一応モード奏法による作品といわれている。が、個人的には「カインドオブブルー」とは全く路線の違うものとなっており、非常に堂々とした作品となっている。 @”Giant Steps”本作品の看板曲。E”NAIMA"妻に捧げた曲だとか・・・,F"Mr P.C."名ベーシストポールチェンバースに捧げた曲であり、スタンダードナンバーとなっている。 |
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#Disk7
ミルト・ジャクソン(vib),ハービー・ハンコック(p),ロン・カーター(b),ビリー・コブハム(ds),フレディー・ハーバート(tp) 本作品は、いわゆる名盤ではない。むしろ悪評が大数を占める。いわゆる新主流派の演奏の中で、ビバップやスウィング時代のスタンダードナンバーをレパートリーとするMJQのリーダーであるミルト・ジャクソンおじさんが頑張っているという感じで、すごく浮いている。それにバックのストリングスがイージーリスニング感を高めている。 A”What Are You Doing The Rest Of Your Life”ミシェル・レグランドの名曲である。なかなかいい感じである。しかし、C"Sun Flower",D"Ski"は完全にフレディー・ハーバートのリーダー作となってしまっている。 |
#Disk8
ハリー・コニックJR(p),ロン・カーター(b) 本作品は、ハリー・コニックJRのデビューアルバムで、曲調はレトロな感じがするが、テクニックは天下一品である。さすがエリス・マルサリスに師事したことだけはある。本作品とは関係ないが、映画出演したメンフィスビルで唄った”ダニーボーイ”で泣きました。今や俳優、ボーカリストとして有名であるが、ピアニストとしての彼を堪能する作品である。 @”Love Is Here To Stay"が懐かしい感じに仕上げてある。A”Little Clown”,B"On Green Dolphin Street"が雰囲気があって好みです。 |
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#Disk5
エリック・ドルフィー(as,fl,bcl),フレディ・ハーバード(tp),ボビー・ハッチャーソン(vib),トニー・ウィリアムス(ds),リチャード・デイビス(b) この作品が好きな人には申し訳ないが、個人的には食わず嫌いの部類に入る作品である。もちろん聞いたことがないわけではない、非常に癖があるためよほど気が向かないと聞かないのである。しかしこの癖が人をひきつけるのだろうか。なかなか人気の高い、かつ評価の高い作品である。どうもホーンセクションの人たちに受けがいいようである。 @”Hat And Beard”のしょっぱなからいきなり強烈である。ここから私の食わず嫌いが始まっている。 |
#Disk6
パット・メセニー(g,syn),ライル・メイズ(p,syn),ペドロ・アズナー(vo,g),スティーブ・ロドビー(b),ポール・ワーティコ(ds) もともとヘビメタのギター少年であった私がジャズに目覚めたのは、パット・メセニーのおかげである。とにかくめちゃくちゃ巧い。でも、聞けば聞くほど巧いなんてことはどうでも良くなった。曲そのもの、構成、編曲すべてがJAZZの枠を超えており、聞く者を時に奮い立たせ、時に「ふわー」っと包み込んでくれる。パットメセニーワールドとも言うべき音楽である。 全編が一体としたストーリーを表しているので、どの曲が良いというものではないが、ギター好きならやはり@Have You Heardのギターソロがいいかな? |
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#Disk3
ハービー・ハンコック(p),フレディー・ハーバート(tp),ジョージ・コールマン(ts),ロン・カーター(b),トニー・ウィリアムス(ds) いわずと知れたハンコックの代表作。アルバム全体が大航海を表現した作品となっている。挑戦的、意欲的な作品を残してきた彼らしく、この作品もチャレンジ精神に富んだ作品だと思っている。しかも、初期の作品らしく非常に若々しいものとなっている。 @”MaidenVoyage”で航海に意気揚々と乗り出したものの、A"TheEyeOfTheHurricane"で大嵐に見舞われるといった航海をテーマにした作品。個人的にはD"DolphinDance”が好みです。 |
#Disk4
セロニアス・モンク(p) モンクのソロアルバムである。彼にとっても秀逸なソロ作品であろう。音の選び方が非常に洗練されている。研ぎ澄まされた彼の感覚がみなぎっており、音と音の間の空間にピリピリとした緊張感を感じる。 スタンダード満載の比較的なじみのある選曲となっている。しかしやはり、E”'RoundMidNight”が好みである。G”Monk’sMood”は唯一ジョン・コルトレーン(ts)、ウィルバー・ウェア(b)とのトリオである。 |
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♯Disk1
マイルス・デイビス(tp),キャノンボ-ル・アダレイ(as),ジョン・コルトレーン(ts),ビル・エバンス(p),ウィントン・ケリー(p),ポール・チェンバース(b),ジミー・コブ(ds) モダンジャズ史上最高傑作と評する人も数多くいるのがこの作品である。私は特にマイルスファンというわけではないが、つい手が伸びる作品である。 この作品の代表曲は、やはり1曲目の”So What”であろう。"ポールチェンバースのベースとビルエバンスのピアノの静かなプロローグ、そしてさらに続くポールチェンバースの導入。これから何かが起きることを予感させる、まさに”So What”。 |
♯Disk2
ジャコ・パストリアス(b),ハービー・ハンコック(key),ウェイン・ショーター(ss),ランディ・ブレッカー(tp) この作品はいわゆるジャズの名盤ではないかもしれない。しかし掛け値なしにカッコイイ!いきなりの超高速@”Donna Lee"で度肝を抜かれ、ファンキーなA”Come on,Come Overで完全にJACOの世界に入り込んでいく。また、C"Speak Like A Child"もかなりいい感じに仕上がっている。 もし彼が生きていたら、パットメセニーとまた作品を作ったりしただろうかなどとナンセンスなことをつい考えてしまう。そんなパットメセニーのライナーノーツの中の一節・・・泣けます。 ”To this day,and maybe more than ever,he remains the one and the only JACO" |
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